今回の素敵なM・F　Womanは、

セレジョブ　代表

弓　ちひろさんです。

　 　

Profile

Q:弓　ちひろさん最初のお仕事は？

新卒で、電子機器メーカーのOLをやっていました。
男女雇用均等法ができる前の入社でしたので、事務、営業のアシスタントで、主に納期管理などをやっていました。営業といっても、ルートセールスで、決まった顧客１０社くらいだけを担当し、男性とチームで一緒に仕事をしていました。

Q：当時は就職難ではなかったですか？

会社を探すのは、何社か回りましたが、結構苦労してなかなか決まりませんでした。
ようやく決まった会社も、200名近くの応募の中の１人でした。
当時週休２日という会社があまり定着していなかったので、そんな中での週休２日と、一部上場企業ということもあり、そこそこお給料もよかったので、その時は業種にこだわらずに決め、丸４年勤務しました。
そこでは、新人の教育を担当したりもしました。

Q:男女雇用均等法は在職中にありましたか？

ありましたよ。でも法律があっても男女差の激しさは変わらなかった。それは今もそうかもしれませんね。
このままでいたら、男性の同期や後輩の方がお給料がどんどん上がり抜かされていっちゃうと思った。裏ではこんなに女性が働いて、残業は１００時間以上していた時もありました。夜中の１時過ぎまでやって女性だけでタクシーで帰ったり、男性はもうとっくに帰っているのにという状況もあったりしましたよ。

Q:それでも４年間働いたんですね。退職してからは何をしたのですか？

退職後は、博覧会のナレーターをやったり、フリーで派遣の仕事をやったり。
そのうち、教える方ということで、ナレーターを養成する方になって。前に立ってやるより裏方の方が楽しいかな、つまりナレーターを養成するほうが楽しいと思うようになって。講師のお仕事は、数社に所属し、ビジネスマナーから入っていって、企業研修や社員の研修、能力開発などをやるようになりました。このお仕事は今も続いています。

Q:結婚は？

フリーになって３．４年目くらい。２９才ころ？

Q:お子さんは？

それから、３年後くらいです。なかなかできなくて、でも子供はすぐ欲しかったですね。

Q:いざ生まれてみて、仕事と子育ての両立はどうしましたか？

保育園は行かせず、近所の友人の力を借りながら幼稚園に通わせました。
復帰後最初の仕事は、子どもが生後４ヵ月後の時。
実家（仙台）に新幹線で行って子供を母に預け、そこから飛行機で、2泊で長崎に飛びました。

Q:その時、旦那様はどうしていたんですか？

会社から言われて１年間コンサルティングの学校に行っていました。それで、出張も多く、なかなか預けられなかったんです。
でも、仕事はすごく応援してくれましたよ。

Q:実家（仙台）でも迎えに行ってくれますね。

もちろん。
出張が土日のときは、家族一同で移動。たとえ、それで交通費が、飛んだとしても一緒に子供をつれて、３人で大阪や神戸へ移動します。ご飯は一緒に食べて、仕事の間子供と、遊園地で遊んでもらったりして、一緒に帰ってきます。

結婚前から、私の仕事が珍しいので、旦那さんも一緒に楽しんでくれていて、一生続けて欲しいということもあったのです。仕事をしている私ということを含めて、結婚したんでしょうね。

Q,現在セレジョブではどんなことを教えているのでしょうか

セレジョブのセミナーでは、グループ分けした受講者同士で話し合いながら、何が自分の不安の原因かをわかっていただくのが第一です。その原因をコントロールできれば、不安は解消できます。例えば『時間に振り回されている』が原因なら、細切れの時間をなくすことを提案しています。

セレジョブ代表として、セミナーを作ったり、講師をしたり、キャリアカウンセリングの仕事もしています。