1986年信販会社に就職 2年後退職、 英語学校に通う。
1989年「大地を守る会」の卸部門で働く。この年、結婚。
約2年後退職し、OLをやめて,何か一生できる仕事がしたいとビジネスを模索。
貿易会社でアルバイトをしながら、輸入のノウハウを勉強。
1992年、川人貿易事務所を創業。オーガニックハーブ及びアロマセラピー用エッセンシャルオイルの輸入を開始(28歳)
単身で,フランスに乗り込む
1996年、ハイパープランツ(有)を設立。自宅兼オフィス以外に倉庫を構える。(ハーブティー、エッセンシャルオイル、香炉など)
学生のころから興味のあった、環境問題。当時、酪農体験のため1週間くらいのファームステイもしたことがあるという。大学を卒業して、3年後有機農業を推進していた「大地を守る会」に入社。そこで、有機栽培の良さ、流通
の面白さを学んだ、川人さんはある選択をする。ビジネスなら、30歳でスタートすれば早いほうじゃないか。どうせやるなら、かねてから興味のあるオーガニックハーブの卸業。好きなハーブのビジネスを。ハーブショップはあっても、ハーブの卸はあまりない.。これはチャンスかもと思った。そこで、輸入のノウハウを学ぶため、貿易会社で、アルバイトを始める。ここで、会社経営の仕方から、輸入の実務まで、2年間勉強したという。
日本貿易振興会よりリストをもらい、次々と手紙を出した中、1社、フランスの会社の担当者が偶然来日していて、直接会って話をすることになった。日本に売り込みに来ていた会社と、川人さんが扱いたかった、品質のよいハーブと意見が合致したのだ。本で片っ端から電話をし、1件の店が彼女の話に関心を示してくれた。卸第1号店が見つかったのだ。
スタートは、自宅をオフィスにしての個人輸入だった。 輸入業は電話とファックスがあればできると言うのは本当でしたという川人さん。9ヵ月後、60平方メートルの自宅は、輸入品の山。次に引っ越した2階建ての一軒屋も埋まる。ついに、倉庫を借りるまでに扱いを増やした。でもその影には、いろいろあった。
支払いが遅れたら、信頼関係が壊れるので、資金ぐりも大変。どんなに注意しても、トラブルは起きる。手違いで、違う商品が来ることもあるし、納期に間に合わないこともある。有機栽培のため、蜂の死骸がなどが混ざっていたりすることもあり、そういったトラブルをいかに防ぐかが、今後の課題だそうだ。
4年目を迎えたところで、川人貿易事務所を、ハイパープランツ(有)へ。さらに、3年後には株式会社にして、現在は株式公開を視野に入れた経営体制で順調に実績を伸ばしている。